糖尿病、高血圧、高脂血症などの
動脈硬化性疾患
糖尿病、高血圧、高脂血症などの動脈硬化性疾患
動脈硬化との関連が深い病気です。「いったん飲み始めると、ずっと飲み続けなければならないのでしょ?」「特に何の症状もありませんから」など、糖尿病, 高血圧, 高脂血症の患者さんからよく聴かれる言葉です。これこそ曲者で、自覚症状が出にくいため放置されることが多く、気づかないうちに動脈硬化が進行し、心・脳血管疾患の原因になります。これらは日常の生活習慣と関連が深く、Silent killer(沈黙の殺人者)と呼ばれる理由です。
糖尿病, 高血圧, 高脂血症, 喫煙などがあると慢性的に血管に負担がかかり、血管を硬くしていきます。血管が豊富な脳, ,心臓, 眼の網膜, 腎臓は特に負担がかかりやすく、放置すると将来、脳梗塞, 心筋梗塞, 慢性腎臓病へと進展します。これをくい止めるためには、「なぜ、血圧を下げなければならないか、悪玉コレステロールや中性脂肪を正常値にしないといけないか」という医師と患者が共通の理解に到達し、お互いをパートナーとして認識することがとても重要です。 そのために当院では血圧脈波検査により血管を流れる血液の脈動の速さや四肢の血圧を測り、血管の硬さと狭窄(血管の詰まり具合)をその場で数値化し、頸動脈エコーで動脈内腔を直接観察することにより、動脈硬化の程度を解りやすく説明します。血圧や血糖が高めのかた、コレステロールや中性脂肪が高いかたは、お気軽にご相談ください。