禁煙外来
禁煙外来
喫煙は動脈硬化をはじめとして、肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)・発がん・認知症・うつ病など深く関連があり、近年タバコを止める人が年々増加しています。タバコを止められない人は「ニコチン依存症」として、禁煙を望む人のために禁煙治療が保険で認められ、健康保険を使って禁煙治療が受けられるようになりました。禁煙治療(自己負担3割として)は、処方される薬にもよりますが8~12週間で12,000円~19,000円程度です。1日1箱喫煙する方なら、8~12週間分のタバコ代より保険診療で禁煙治療を受けた場合の自己負担額のほうが安くなる計算になります。
禁煙外来にて禁煙治療を受けるためには以下の条件が必要とされ、これらの条件を全て満たした場合、禁煙治療を行うことができます。禁煙治療をご希望のかたはお気軽にご相談ください。
- 患者自らが禁煙を望むこと
- ニコチン依存症診断用の → スクリーニングテスト (TDS) を行い5点以上の方
- 喫煙年数と1日の喫煙本数を掛けた値(ブリンクマン指数:Brinkman index;BI)が200以上であること
- 治療方法に関しての文章を読み、治療に関する承諾書を記載すること
スクリーニングテスト(TDS:Tabaco Dependence Screening)「はい」か「いいえ」でお答えください。
Q1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
Q2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
Q3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
Q4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のいづれかがありましたか。
- イライラ
- 眠気
- 神経質
- 胃のむかつき
- 落ち着かない
- 脈が遅い
- 集中しにくい
- 手のふるえ
- ゆううつ
- 食欲、体重の増加
- 頭痛
Q5. 上記の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
Q6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
Q7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
Q8. タバコのために自分に精神的問題が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。
Q9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
Q10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。